生産環境(分娩舎)

    
仔豚が生まれる場所分娩舎は導入前に徹底的に洗浄消毒し、舎内は自動で温度管理され
    そして新鮮な空気を換気扇で常時送り込みます
    母豚は体をきれいに洗い消毒してから入ります

     

離乳舎

肥育舎

仔豚の管理(分娩舎)

    
生まれたての子豚は38度以上の床暖房の上で休みます
    室温は冬で約22度にし
常に新鮮な空気を舎内に取り込んでいます
    
    生後間もなく仔豚は全頭個体番号を付けます。生産履歴を付けるためです
    私のところでは耳刻という方法で仔豚の耳に番号を入れます
    こうする事で生年月日や治療履歴はもとより個々の発育成績や病気の調査など多大な
    データを集める事が出来ます。又養豚経営の基本とも言えます

    

生産履歴について

  
飲み水    市の上水道を使っていて安全です。

  飼料     現在は生後80日以降は仔豚と肉豚飼料への抗生物質の添加はありません
         原料はトウモロコシ主体で、形状は消化吸収の良いペレットです
         飼料の受け入れは数量、保管タンク番号などを台帳に記録しています

  病気治療   最適環境を自動化しているので病気が少なく殆ど治療はしません
         もし治療をした場合は個体をチェックし追跡出来ます。

  薬品の使用  薬品の使用は管理獣医師の指示書により適正に使用しています。
         抗生物質の利用は人工乳だけで必要最低限です、すなわち環境改善に
         投資し健康な豚を作る事で薬品使用の少ないおいしい豚肉を生産します

  注射針管理  最適環境で病気が少なく仔豚肉豚での注射針の使用は殆どありません
         もし使用する場合は、現在社長が1人で対応しているので人為的ミス
         による注射針の残留リスクは最小限です
         又、注射針管理記録表による在庫の管理をし紛失を無くしています。

  出荷豚    肉豚は体重を測定後異常の無い事をチェックし、品揃えをして出荷します 
    

仔豚〜肉豚管理

   
分娩舎で生まれた子豚は約20日後に母親から離乳します
   その後離乳舎〜肥育舎へと移動します
   私の農場では生後約70日で肥育舎へ移動しその後は薬品の添加は一切ありません
   もちろん配合飼料中にも抗生物質などの添加物は添加していませんので安全です
   環境も自動制御で温度管理と新鮮な空気の取り込みをしていますのでほとんど
   病気も無く健康にすくすく育っています

出荷

   
体重が約115kg以上になると出荷の適期です
   毎週金曜日に出荷の為の体重を300頭位測定、背中にスプレーで印を付けます
   翌週に印を付けたものの大きい順番に週4〜5回に分けてトラックで出荷をします
   出荷の時には個体番号と治療履歴などをチェックし問題の無い事を確認してトラックに積
   み込みます
   屠畜はHACCP対応の衛生的な屠畜場「いわちく」で行われます